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長年学んできたヨーガと大好きなインドの話です


by preman9798

2008年 10月 31日 ( 1 )

勉強会の思い出・1

わたしが初めて勉強会を始めたのは、ちょうどインドから帰った1978年ころだったと思います。
当時、現代の寺子屋塾・市ヶ谷校でヨーガを担当させていただいていたのですが、『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』をみんなで回し読みをしようということになり、アーサナの指導をしていたわたしが中心になって始めました。
テキストは佐保田鶴治博士訳『ヨーガ根本教典』(平川出版社)。
回し読みとは言え、わたしがリードしなければならず、自分なりに一所懸命に勉強しました。今思うと、勉強の内容は大変レベルが低いものだったかもしれませんが、そのときの勉強が今に繋がっているように思います。

わたしがヨーガの学問的なことに関心を持つようになったのは、ある男性の影響なのです。
1976年頃、わたしは藤田鳳子先生にもヨーガを教えていただいていたのですが、その教室でTさんというわたしと同じ年の男性と知り合うことになりました。
そのころのわたしはアーサナばかりでヨーガの学問的なことにはあまり興味がなかったのですが、反対にTさんは自ら「僕は本の虫です」というように、実技よりも学習のほうを重んじるタイプでした。
たまたま家が近かったということもあり、Tさんの家に伺ったとき、その本の多さにびっくりしました。

Tさんに神保町の古本屋街を案内してもらい、どこの本屋にインドやヨーガ関係の本が置いてあるということを教えてもらいました。神保町には何件も本屋があり、それぞれ専門書を扱っているので、たいへん助かりました。
当時は今日ほどヨーガ関係の本は売られておらず、書棚に並んでいる本のタイトルに「ヨー……」と書いてあると、思わず手が伸びるほどでした。おかげで、小遣いのほとんどが本代に消えてしまいました。
神保町はわたしの大好きな街で、今でも時間があると書店をのぞいて歩いています。

Tさんには中村元先生の「東方学院」も教えてもらいました。大手町のビルの中に教室があり、わたしも中村元先生ご自身が講義をされる「インド思想史」という講座を受けさせていただきました。しかも、ちょうど中村先生が文化勲章を授与された記念すべき年でした。
このように、アーサナばかりやっていたわたしがヨーガの学問的なことに興味を持つようになったのは、Tさんの影響がとても強いのです。
Tさんはサラリーマンでした。青森に転勤になり、その後数年間は年賀状をやり取りしましたが、今はどうしているのかわかりません。相変わらず本ばかり読んでいるのでしょうか。
by preman9798 | 2008-10-31 12:08