人気ブログランキング | 話題のタグを見る

長年学んできたヨーガと大好きなインドの話です


by preman9798
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

紀野一義先生

今までヨーガを学ばせていただいてきた中で、ヨーガの先生以外にたいへん影響受けたお二人の先生を紹介させていただきます。

【紀野一義先生】
もう二十年以上も前になります。当時、わたしは日本ヨーガ学会という団体に所属いたしていたのですが、そのときの生徒や仲間と一緒にときどき、「南無の会」という集まりに出かけていました。現代の辻説法というタイトルで毎週仏教関係の先生がお一人担当され、一時間ほどお話をされるのです。
現代の辻説法というタイトルのとおり、会場は原宿のビルの地下にあった「茶房ナーム」という喫茶店でした。
たしか入場料として代金(500円くらいだったでしょうか)を払い、コーヒーなどを飲みながら先生方のいろいろな話を聞くのです。
登場される先生によってお客さんがまばらなときもあれば、人気のある先生のときなどは喫茶店に入りきれずお店の外で聞いていたりする人もいました。
そんな人気のある先生の一人が紀野一義先生でした。大きな本屋さんには紀野先生のコーナーがあるくらいですので、先生のお名前を存知の方も多いと思います。
紀野先生はいつも品の良い笑顔をされ、お話のされ方は淡々とされています。その点は、あとでご紹介する金岡先生の熱弁とは大いに異なるように思います。
しかし、その淡々とした穏やかな口調から、戦争体験や広島の原爆で亡くなられたご両親の話など体験が語られることもあります。
まだ若かったわたしは、先生のお話が終わったときにはいつも肩の力が抜け、生きる勇気を与えられました。「これでいんだ…」と。

また、紀野先生のお話や本から影響を受け、仏教詩人の坂村真民先生や親鸞、日蓮、道元などの日本仏教の宗祖たちに興味を覚えました。

最近、「南無の会」にも行っていませんし、先生の新しい本も目にしておりませんが、先生のあの笑顔はいつまでも忘れません。
わたしもヨーガを学ばせていただいている身、紀野先生のような笑顔になれるようになりたいと願っています。
紀野先生、いつまでもお元気でご活躍ください。
by preman9798 | 2008-11-06 11:26