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長年学んできたヨーガと大好きなインドの話です


by preman9798
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学習会

5日(金)は喜多見で「ヨーガを深める会」。
一時間目は「実技指導」、今日はあまりY.L.S.では行なわない難しいアーサナ。
そして、人体、解剖学、生理学。
ほんとうに人間の身体って良くできています。
でも、わたしが人間の身心について影響を受けたのは、
野口晴哉氏の整体と橋本敬三氏の『からだの設計にミスはない』という本です。
さらに、ヨーガと身体の関係でいえばペア・ウインター氏の考え方が好きです。
おそらくこれらは、今の若い人たちのヨーガの身体に関するとらえ方とは異なると思います。

「ヨーガを深める会」の二時間目は『インドの叡智』。
今回はラーマナ・マハーリシ、オーロビンド、クリシュナムールティの三名の紹介。
それぞれ全く違うタイプの聖者です。
次回と次次回の二回にわたって、大好きなシヴァーナンダさんの話です。
テキストは『インドの叡智』ではなく『シヴァーナンダ・ヨーガ』を使います。
「ヨーガを深める会」に来たことのない人も、
シヴァーナンダさんが好きな方はぜひいらしてください。


6日(土)は同じく喜多見でY.L.S.の定例学習会。
『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』第Ⅳ章の二回目です。
ハタ・ヨーガにおけるサマーディの定義でした。
ヴェーダーンタ的な哲学が中心のようですが、
サーンキヤ的な思想や、さらにはタントラが出てきて、
ハタ・ヨーガは哲学的にはあまり明確なものがありません。
サハジャというおもしろい思想もあります。

インド哲学はたいへんおもしろいと思いますが、
今まで感心することはあっても、感動することはありません。
インド神話を読んでも、ギーターを読んでも、面白いとは思いますが、
涙が出るほど感動することはありません。
そこは情の世界ではなく理の世界のような気がします。
そういう意味では教典を通して、様々なことを学びました。

実を言うと、わたし自身はインド哲学よりも仏教逸話、仏教説話が大好きです。
中観派、唯識派、空観派などの仏教哲学は良くわかりませんが、
お地蔵さまの話、鬼子母神の話が大好きです。
仏教詩人坂村真民氏の詩を読むと涙が止まりません。

仏教もインドで生まれたものではありますが、
長い間に日本的なものに変わっています。
肌に合うといいますか、すっと身体の中に入ってくるような気がします。
by preman9798 | 2016-02-07 13:17