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長年学んできたヨーガと大好きなインドの話です


by preman9798
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インド旅行記復活

17日(日)、in Style 津田沼スタジオでのワークショップの2回目。
前回はスタジオが分からずたいへんな思いをしたが、今回は迷わない。
早く着いたが、寒くて散歩をする気など起こらず、喫茶店でホットココア。
ワークショップ、本当に皆さん熱心に聞いてくれました。

今回は『バガヴァッド・ギーター』に説かれている三つのヨーガと、ハタ・ヨーガの前半。
わたしが使っている上村勝彦著『バガヴァッド・ギーター』(岩波文庫)、
『転生の秘密』(たま出版)を紹介しました。

そして、50年以上も前の日本ヨーガ協会の機関誌「人間回復」をお見せしました。
はるか昔にこんな勉強をしていたなんて驚かされます。
50年前のヨーガの先輩たちがどれだけ熱心にヨーガと向き合っていたかがわかる機関紙です。
はっきり言いまして、今日のヨーガ雑誌はファッションやスタジオ案内の情報はたくさんありますが、ヨーガに対する姿勢は50年前の「人間回復」とくらべるとまったく進んでいないような気がします。


18日(月)は、代々木UTLで『インドの叡智』の授業、
もう6期目になりますが、今回の生徒さんが一番熱心なような気がします。
質問もしてくださいます。
もちろん、ヨーガは実技が大切ですが、少しずつ坐学の必要性が認められてきたのかなぁと思います。
今日は第2部のラージャ・ヨーガのサーンキヤ哲学を学びました。
次回はラージャ・ヨーガの実践であるアシュターンガ・ヨーガです。


20日(水)は、わたしのホームグラウンド、ヨーガ・サンガティ八雲教室でした。
新しいスタジオや若い人たちのクラスは刺激がありますが、
この教室は昔からの仲間たち、なんだかホッとします。
どちらも大事です。

夜はUTLでレッスン。何名か人は毎回のように参加してくださいますが、
半分は毎回のようにメンバーが変わり、中にはまったく初めてという人もいますので、
なかなかステップアップしていくことが難しいです。
プラーナーヤーマなど、じっくりと順を追って進めていくということができません。


21日(木)もUTL、今日はTT-2の哲学講義の二回目です。
ラージャ・ヨーガと『バガヴァッド・ギーター』、もう何十回もTTを担当していますが、
今回の生徒さんはなかなか熱心です。質問もしてくれます。
素晴らしいヨーガ・インストラクターになってほしいと思います。





復活!  わたしの初めてのインド・31

あけましておめでとうございます。
リシケーシでお正月を迎えるとは夢にも思いませんでした。
昨年はいろんなことを体験することができましたが、今年はどういう年になるのでしょう。


●アーシュラムの生活
1978年1月1日。
昨夜、寝たのが遅かったせいか、お正月早々寝坊をしてしまいました。せっかくアーシュラムに滞在しているのに、自分が少し情けなくなります。
寝坊のため、アーサナの授業には出られず、部屋でヨーガ。心の中で、お正月なのだからきっとアーサナの授業もお休みに違いないと勝手に判断。
7時半に森さんの部屋に行き、みんなでお雑煮を食べました。中山さんの友人のインド人も一緒です。お餅は、先日来たツアーの人にもらったものです。インドで、元旦にお雑煮を食べられるなんて想像もできませんでした。何も入っていないお醤油だけの味ですが、たしかにお雑煮です。

10時にシヴァシャンカラーナンダさんのところに。今日からジャパ・ヨーガを習うことになっています。はじめはジャパを始めるときのいろいろな注意でした。シヴァシャンカラーナンダさんは日本語ができるとはいえ片言なので、聞き取るのにたいへん疲れます。先が思いやられます。
11時に昼食。今日はお正月なので豪華なメニューに違いないと期待していたのですが、ライスにチャパティ、サブジーにダールと、いつもと同じような内容でした。神様のお祭りの多いインド、お正月だからといって日本のように特別メニューとはならないようです。勝手に期待していた分だけ、がっかりです。
昼食後、馴染みになった安食堂「ナーラーヤン」でチャイ。ここで働いている子供たちに折り紙を持っていってあげたのですが、一番大きい子だけしかいませんでした。あとの二人はどこに行ったのだろう。
後でこの安食堂の店主に聞いたところ、三人の子供たちは自分の息子たちではないということでした。そういえば、店主は父親にしては歳がとりすぎていますし、三人の子供は全く違う顔をしています。なんとなく、それ以上深く聞いてはいけないような気がしたので詳しいことはわかりませんが、一番下の子は別にして、上の二人はどうもこの安食堂で働いているようです。昼間お店にいるところを見ると、ちゃんと学校に行っているのかどうかもわかりません。
近くには制服を着て学校に通っている子どもがいるのに、一方では裸足でこんな安食堂で働いている子どもがいるのかと思うと、複雑な気持ちです。

手紙を出しに郵便局に。元旦なのでさすがにお休みでした。仕方がないので、ガンジス河のほとりで瞑想兼リラックス。これが本当に気持ちがよいのです。せっかくインドに来ているのに、もっと頑張らなくてはと反省。リシケーシやアーシュラムに慣れたせいでしょうか。ちょっと気が緩んでいることは確かです。元旦早々、反省することばかりです。

このインドがわたしにとって初めての海外旅行なので、日本以外で迎えるお正月も初めての経験です。今頃、日本の家族や友人たちは何をしているのだろうか。みんなで炬燵に入ってテレビでも観ているのだろうか。おせち料理でも食べているのだろうか。日本でのお正月は退屈で、あまり好きではありませんでしたが、なんだかとても懐かしい気がします。

5時15分からの瞑想。とても良い感じでした。夜は、森さんの部屋でいろいろごちそうになりました。森さんがリシケーシに来てすぐに盗難にあったときはどうなるのかと思いましたが、どうやら立ち直ったようです。
夜のサット・サンガ、キールタンがとても良いです。覚えて帰らなくてはと、あらためて決心。その後の講義はヒンディー語でしたので、静かにバジャン・ホールを出て部屋に帰りました。


<つづく>
by preman9798 | 2013-02-22 10:33